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2003-08-20

_ 悲観的になる理由 (13:50)

RFIDセキュリティに関する議論が、もしも技術に対して楽観的な立場を取る(善用を重視する)か、悲観的な立場を取る(悪用される可能性を重視する)か、という違いだったとして。

現在の世の中は、非常に楽観的な設計によるシステム(コンピュータ技術に限らず、社会的なシステムもそう)で構成されている。さまざまなシステムに裏口があることは知られているし、実際にその裏口を使ったさまざまな被害が起きている。

コンピュータ技術においては、最近流行っているウイルスワームなどの問題や、顧客情報の流出、あるいはブラクラブラウザークラッシャー)や迷惑メールなども、システムの楽観的な設計が原因の被害であるといえる。

また、住民票などのセキュリティが非常に甘い(なりすましによる取得や届け出が可能)という現状や、いわゆる悪徳商法とよばれるものもその多くは、その原因(の一部)としてシステムの楽観的な設計が挙げられる。

それでも今まではそれなりにうまく回ってきたし、これからもそれなりにうまく回っていく可能性は確かにある。

しかし、コンピュータ化が進むと、小さな力で大きな影響を生み出すことがどんどん容易になっていく。それは、コンピュータウイルスの影響力が、昔と比べてどんどん大きくなっていることからも類推できる。昔も今もコンピュータウイルスを作るための手間はそれほど変わっていない(はずだ)が、被害は桁違いに増えている。

たとえばインターネット上を見回してみよう。もともとインターネットは善意のユーザー(コンピュータ)を期待する要素が多い設計だが、最近では悪意のユーザーに対抗するための技術も充実しつつある。アクセスコントロールパケットフィルタリング暗号化などさまざまな技術が作り出され、利用されている。

しかし、そのような安全な技術を用いているのは、ほんのごく一部だけだ。インターネットを構成するさまざまな部分に、楽観的な設計による穴が空いている。たまたま無事に過ごせているだけで、もしもそこを集中的に攻撃されたらひとたまりもない。それは、これだけさまざまなウイルスによる被害が報じられてもなお、新しいウイルスが発生すると同じように多くの人たちが感染していることからも分かる。

そういう現状を見ていると、これだけ穴だらけの世の中で、致命的なほどに大きな問題がなかなか起きないのは、本当にただの偶然というか、幸運であるに過ぎない、という気がしてくる。

で、RFIDだ。RFIDも、現状を見ている限りでは、同じように楽観的な設計によるシステムとして実用化されてしまいかねないもののように見える。しかも、RFIDはインターネットのような仮想世界的な要素が強いものとは違い、現実の世の中の人々の生活に直接影響を及ぼすような要素となりうる。さらに、新しくてスマートな技術はその悪用方法もスマートになりそう(秩序だったハイテクほどあらゆる意味で使いやすい)。

もしもインターネットと同程度の穴だらけのシステムを、現実の世の中の人々の生活にまで持ち込まれたらたまらないよなー。ちょっとでも危険性がありそうだったら問題視しておかないと、あぶなそうだなー。というのが悲観主義者(私)の考え方。


2004-08-20

_ 今日も暑い (08:49)

image というわけで、ホワイトバランスを晴天、シーンをビーチにしてみた。今度こそそれっぽい色で撮れたかな。

おお

ずいぶんいい感じになってきたじゃないか。どうもW21SカメラAUTOはあんまり使えないっぽいな。室内で撮るときもやけに暗く写るし。

ちゃんと撮りたければ、シーンホワイトバランスも適切な設定にしてから撮れってことか。今度主な状況ごとに、どのシーン設定とどのホワイトバランス設定を使えばいいか、組み合わせを考えておこう。

っつーか、そういう状況ごとの適切な設定のことを、シーン設定と呼ぶのかと思っていたよ。シーンってのはホワイトバランスを除いた設定のことなのか。

Tags: moblog

_ ツイてる族 (13:09)

私の中での初出は「アマゾンアソシエイトを語るスレ」 (現在は12品目)なんですが、ほかでも流行っているのかな? ついてる! ついてる!

これですか?

ツイてる!(斎藤 一人) kdmsnrさんに教えてもらったサイトで見つけたのですが、この本「ツイてる!(斎藤 一人)」が元ネタですか? blogmap見る限りでは、そんなに話題になっているってほどでもなさそうだけど。

Tags: watch

_ RSS更新チェック&メール配信 (17:23)

思いつきネタ。RSSをチェックして、更新されたものをメールで配信するサービス。

ってだけならばすでに存在するかもしれない(MyRSS.jpとか)けれども、RSSのitemをそのままメールで配信するのではなく、itemのlink(URL)をGETしにいって得たHTMLを、HTMLメールとして配信する。根性があればmhtファイル(リンクされている画像などの情報も取り込んだデータ)として配信してもいい。

すると、メーラーにどしどし完全な記事データがたまっていく。あとは好きなときにローカルで閲覧すればいい。しかも、閲覧に必要なツールは専用のRSSリーダーなんかではなく、単なるメールクライアントですむ。

Dateをdc:dateにしておくと、メーラー上で正しく記事の更新時刻順にソートしたりできるだろうし、適当な拡張ヘッダをつけておけば、それを使って情報元RSSごとに自動分類するのも簡単だろう。あるいはprocmailなんかを使ってサーバーサイドで処理(分類&加工&転送)を行ってもいい。

ただ、これを一般向けサービスとしてやるのは、著作権的に危険そうだね。運用するためのツールを開発して、個人的に使う分には問題ないだろうけど。

なんて感じで、最近HTTPじゃなくてSMTPIMAP(あるいはPOP)が気になってしょうがないお年頃なのです。blogmapのRSSを使って上記のようなサービスを作ったら、とても便利だろうな。自分専用に作ろうかな。

ああでも

確かH"系のサービスとしてWebをメール変換して配信するサービスがあった気がするな。あれがOKならばぎりぎりセーフだろうか? データとユーザーとの関係が1対1(ユーザーのリクエストに対して、一つのユニークな結果データを返す)ならばセーフな気がするけど、一つのデータを複数ユーザー向けに配信した段階でグレーになる気もするな。

そういや

はてなアンテナのメールサービスもあったっけ。あれってHTMLじゃなくてテキストだろうけど、どのくらいの内容を配信しているんだろう? 特定のページの更新差分だから、分量に限らずぎりぎりセーフって感じなのかな?

Tags: RSS

_ ゐきラとゐきリ(23:02)

はてなダイアリーライター(略称:はてダラ)を見て、はてダラで作成したローカルの日記ファイルを、はてなダイアリー互換のHTMLにレンダリングして表示するローカルツールを作ると便利かもと思った。キーワードリンクAPIは提供されているし、変換ロジックもセキュリティ関連の処理(XSS対策)を書かないですむならば、結構楽だろう。略称はてダリか。

ローカルで動くWikiツールWiki文法でテキストを書き、HTMLとして表示する)はいくつか試作していて(WikiMemoとか)、どれも基本的に統合環境チックなアプローチで作っては、使っているうちにいまいちさが漂って没にしていた。

けど、はてダラみたいにテキストはただテキストファイルとして特定のディレクトリにテキストエディタで記述するだけ。それとは別に、(Wiki文法の)テキストをHTMLに変換して(できればHTTP経由で)表示する機能を持つツールを作る。と考えると結構スマートになるかも。それをWeb上のWikiにアップロードできるツールも作るといいのかな。ゐきラゐきリ

ちなみに

なんで統合環境チックなアプローチで作っていたのかというと、そうしないとWikiName(あるいはBracketName)の解決がやりにくいから。でも、実際に使っていたところ、結果として、Wikiのリンク機能はほとんど使わなかったかも。

それよりも、箇条書きや簡単な表組み程度しか使わない文章を、いちいちWordとかを立ち上げずに、テキストエディタオンリーで気軽に作れる(印刷用 or PC表示用)という意味での利便性が高かったな。

Tags: ネタ
本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ kdmsnr [http://blog.zikokeihatu.com/ でしょうか。]

_ 七誌 [http://www.dontpushme.com/]

_ ishinao [↑情報ありがとうございます。ここもMyRSS.jpみたいにRSSの情報をメールで配信するサービスですね。link先の..]


2005-08-20

_ 「文脈を読む」と「こじつけ」の境界 (09:24)

この話題は本筋じゃないだろうけど、プロレス的にはやっておいた方がいいんだろうから続けます。

「文脈を読む」と「自分の解釈を前提に文章を読む」とは違います。自分の解釈を当てはめるために、実際にそこに書かれている文章や言葉の意味を改変するのは、「文脈を読む」と言う範囲を超えた「こじつけ」です。

元気ないしなおさんに - その4 すなわちより、

一般に,電子計算機に対する指令(コマンド)により画面(ディスプレイ)上に表現される影像についても,それが「思想又は感情を創作的に表現したもの」(著作権法2条1項1号)である場合には,著作物として著作権法による保護の対象となるものというべきである。

が、

著作性のある表現はソフトウェア表示画面においても保護されるべきである(I)

という意味を持ち、それはさらに、

ソフトウェアの外観面でのデザインも、著作権の「思想又は感情を創作的に表現したもの」(著作権法2条1項1号)である(II)

になるとするのは、あまりにも飛躍が大きすぎます。元文章→(I)は確かに元文章を要約したと言えますが、(I)→(II)は同じ文章ではありません。「著作性のある表現(である場合に)は」がもつ「限定」の意味が抜け落ちています。

この「すなわち」は、前半のソフトウェアも著作権の範疇であるという論旨を受け、さらに、であるからして、著作権に定められたように、美術的要素や学術的要素なら、美術の著作物にあたるし、図形に著作物にあたるであろうってこと。

に関しても同様です。自分の解釈は正しいから、この文章における「すなわち」は、「さらに、であるからして」という意味を持つ、という読み方は正しくありません。もしそう読みたい(「さらに」という添加の意味を持つとしたい)ならば、判決文の「すなわち」という言葉の選択は、間違っていると主張するべきでしょう。

※ちなみに私は、この「電子計算機に対する指令(コマンド)により画面(ディスプレイ)上に表現される影像についても」における「も」は、「電子計算機の指令」を差すにかかると考えている。指令自体(ソースコード)が著作物の要件を満たすことによって著作権で守られるのと同様に、「それによって表示される画面も」という解釈だ。その場合「すなわち」以降の文章が「プログラムの著作物」との差異を具体的に説明する文章となる。おそらくhighbiscusさんは、この「も」が「その他一般の著作物」を差すにかかるのだから、「当たり前の前提を提示しているにすぎない」という解釈なのだろうが、その場合は「すなわち」の意味に矛盾が生じる。

_ 著作物性と言う要件 (09:29)

ところでhighbiscusさんと私の間での著作権に関する認識で、もっとも大きな相違点を見つけた気がするんですが、元気ないしなおさんに - その3 : highbiscus -北国tvにおいて、

一般に,音楽ついても,それが「思想又は感情を創作的に表現したもの」(著作権法2条1項1号)である場合には,著作物として著作権法による保護の対象となるものというべきである。

という自ら挙げた例文に対して、

これらがこの文脈で書いてあって、「音楽は思想又は感情を創作的に表現したものの場合のみ著作権を持つ」とか(偶発の音じゃあかんのだろうな)、「絵は思想又は感情を創作的に表現したものの場合のみ著作権を持つ」って制限を言った意味合いの文章と訳するのは文脈的に無理あるでしょう。

「音楽も著作権の対象物」と言った文章ですよ。

と評価しているということは、(フェアユースおよび融合法理による例外を除き、)音楽はそれが独自の創造物である限り(偶発の音であっても)、著作権を持つと考えるわけですか?

「思想又は感情を創作的に」という要件を十分に満たしているかどうかで、著作権が認められるかどうかは変わってくる、という(私の)見解は間違いであるという主張でしょうか?

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Before...

_ ishinao [トラックバックは送ってますよ。確認してみてください。 そして、その返事はこのコメント欄ではなく、きちんとエントリーと..]

_ はいびすかす [書きましたー あとTrackbackありました。ごめん!他人と混じってて見落としてました。]

_ τ [ようやくhighbiscusさんが何を言おうとしていたかわかった気がします。 おそらく彼は、「音楽の著作物」「美術の..]


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