2004-09-12 [長年日記]
_ 「簡単で馬鹿な仕組みを、馬鹿だなあと思って使う」ポリシー (16:32)
コンピュータを使った処理に対して、無意識に完璧さを求める人って結構いそうだけど、単純な計算処理以外に関してはコンピュータ(というか、その上で動くプログラム)は結構いい加減なものだ。日本語処理に関するプログラムなんかは特に。そういうプログラムは、完璧な処理を行うことが目的なのではなく、完璧にはなり得ないことを知りつつもできるだけ世の中を便利にするために作られているのだから。
簡単で馬鹿な仕組みを、馬鹿だなあと思って使ってほしい
ってものをはてなダイアリーのポリシーとして周知させれば、トラブルの多くは解決するんじゃなかろうか。「完璧なシステムを作る(ために複雑なプログラムロジックや運用ルール、煩雑な調停作業を持たなければならない)ことが目的なのではなく、手軽で面白い(けど厳密に考えると誤爆やいたずらなどの問題もある)仕組みを使って楽しもうよ」なんだよってことで。
ただ、すでに使っている人の中で「そんなポリシーには賛同できない」って人に対する救済措置は必要だと思うけど。前に、「はてなコミュニティのもめ事を見ていると」で、
有料ユーザーと無料ユーザーにコミュニティ(技術的には、キーワードリンクやrefer自動送信などの及ぶ範囲)を分割しつつ、どちらに所属するかをユーザーが決められるようにする(有料ユーザーはどちらにも同時に所属することが可能)と、ちょっとはすっきりするのかもしれない。
って書いたけど、上記の「有料ユーザー」を「簡単で馬鹿な仕組みを、馬鹿だなあと思って使ってほしい」に賛同するユーザー、「無料ユーザー」を賛同できないユーザーに読み替えて適用するのが妥当かも。
_ Φは壊れたね(森 博嗣) (16:50)
ふーん。一応S&Mシリーズのキャラクターが準主役的に出ているんで、シリーズファンとしてはそれなりに楽しかったけど、内容はふーんって感じだ。海月くんのキャラクターも微妙だなー。周辺のキャラクターとの絡みで別の面白さが出てきたりするのかなー。まあシリーズファンだから今後も読むだろうけど、なんか意図がよくわからん。まさか
_ バッカーノ!1931 鈍行編―The Grand Punk Railroad(成田 良悟)、バッカーノ!1931 特急編―The Grand Punk Railroad(成田 良悟) (17:16)
「鈍行編である事件を描き、急行編でその事件を別の視点から描く」という前情報を前提に読んだんだけど、どちらかというと「鈍行編である事件の謎を提示し、急行編でその謎を解明する」といった方が正確だ。
というわけで鈍行編では、三組の犯罪者グループ、前巻で例のバカップル、例の錬金術師たちの一人である不死者、マフィア3兄弟の友達の殺し屋がニューヨークへと向かう豪華列車に乗り合わせ、乗っ取りあいやら殺し合いやら助け合いなどのどたばたを演じつつ、ニューヨークに到着する。が、結局何がどうしてそうなったのかがさっぱりわからない。それを急行編で別の視点で描きながら解き明かしていく。
前巻もストーリー構成が良かったけど、その部分をさらに強化したのがこの作品。相変わらずキャラクター的にはいまいち(もうちょっと各キャラクターが自分語りしてもいいな)って感じなんだけど、ストーリー(伏線の提示とその解決の複合構成)が抜群だ。
_ イタリアGP決勝 (21:31)
おお、今回は琢磨、なかなかいい感じじゃないか。
いやー
前戦に続いて、見ていて面白いレースだったなー。それにしてもフェラーリすげーよ。あんだけ展開的にぼろぼろになっても、しっかり復活してこれで後2戦はコンストラクターズの争いが面白くなりそうだな。ちなみにトゥルーリが後2戦走れないのではという噂が流れているらしい。



はじめまして。はてな公聴会議事録に出席した者のひとりです。いろいろな議論が百出しましたが、「簡単で馬鹿な仕組みを、馬鹿だなあと思って使ってほしい」という近藤さんの発言には多いに共感しました。
私もいろいろな提案を行いましたが、「個人的には、いわゆる『誤爆』も「はてなダイアリー」の楽しみのひとつ。ゆえにいまのシステムはうまく機能している。しかし『誤爆』がどうしても許せないひとのために、いまよりも少し複雑なシステムを設けてはいいのでは?」という立場が基本にありました。
はてなダイアリーの有料オプションは、むしろ「はてな流」から離れるための機能が多く、近藤さん自身もインタビューで「自治会に出られないんだったら千円払ってください」と喩えていました。なかなかユニークな発想で面白いです。
その考えでいくなら、「簡単で馬鹿な仕組みを、馬鹿だなあと思って使ってほしい」に賛同できないひとは、金を払って有料オプションを買ってくださいということになるかもしれません。
・簡単で馬鹿な仕組みでいいよ→無料ユーザー
・それじゃ満足できないのでちゃんとした仕組みを作れ→有料
私は有料オプションを導入していますが、それは単に「はてなカウンター」を使いたいからだけで、「馬鹿な仕組み」は相変わらず使い続けています。
つうか、「はてな」の経営状態が少しでもよくなってほしいという思いゆえに、有料オプションを使っている側面もあります。そうゆう理由で、あえて有料オプションを導入しているユーザーは、少なからずいるような。
確かに、
>・それじゃ満足できないのでちゃんとした仕組みを作れ→有料
ってのが妥当(要求するなら対価を払え)かもしれませんね。
ただ、そう言っちゃうとまるで「単純で馬鹿な仕組み」が、「シンプルで面白いよね」というよりは「金を払わないやつへの嫌がらせじゃ」に聞こえてしまいそう。言い回しを工夫して、もうちょいポジティブな雰囲気をかもし出す必要があるかも。