2005-02-04 [長年日記]
_ ローカルblogおよびグルーピングサーバー (14:52)
思いつき。自分のローカルPC上でhttpdを動かして、そこでローカルblogを動かす。ローカルblogは、以下のような機能を持つ。
- 本人は、http://localhost/blog/なんてURLでふつうのblogのようにアクセスできる。もちろんエントリーの投稿とか編集とかもできる。通常はlocalhostのみからアクセスできる(allow from 127.0.0.1)。公開したいエントリーを、http://localhost/blog/public/なんてディレクトリーにマウントすることも可能。そうするとLAN内の他のPCから公開されたエントリーを閲覧することもできる。
- ローカルblogに投稿されたエントリーのうち指定したものを、インターネット上に公開された(一般的な)blogツールと同期することができる。bloggers APIを使ったり、あるいはベタにフォームでPOSTしたり(その場合は新規投稿以外の動作は保証されない)。つまり、ローカルblogは公開前の下書きとしても利用できる。
- ローカルblogには、del.cio.usとかMMとかみたいなメモ付きブックマーク的機能もある。また、ローカルblogではメモした時点の外部URLのコンテンツをすべて自動的にローカルバックアップする機能を持つ(MMでは権利関連が面倒なんで実装していない機能)。更新チェックなどの機能もあると便利かもしれない。
- LAN内にあるローカルblog同士は相互に連携することができる。同じLAN内に接続されたローカルblogの存在を自動的に認識し、LAN内でオンラインのローカルblogそれぞれの更新状況などを取得することができる。また、相互にtrackbackなどを送受信することもできる。
- ローカルblogを管理するグルーピングサーバーを作ることができる。グルーピングサーバー上にアカウントを持つローカルblogが、そのLANに参加すると、ローカルblogの内容はグルーピングサーバーと同期される。つまり、グルーピングサーバーが存在するLANに接続している間は、ローカルblogはグルーピングサーバー上にマウントされて見える。これによりグルーピングサーバーが存在するLAN上では、あるローカルblogがオフラインのときでも、そのローカルblogのデータ(の同期されたもの)にアクセスできる。
- グルーピングサーバーは、update pingサーバーやtrackbackセンター、グループに所属するすべてのblogに対する全文検索(estraierのメタ検索とかを応用してもいいかも)などの機能を持つ。
という仕組みで何ができるのかというと、
- ひとまずインターネットにつながらない環境でも、ローカルPC上で動作するblogツールを使ってエントリーを書くことができる。
- そこに書かれた記事はそのままではインターネット上に公開されないので、下書きやメモなどの雑多な内容を自由に(blogツールの使用感覚で)書くことができる。
- インターネット上に公開したい記事は、そのまま外部サーバーと同期をとるだけで、公開することもできる。
- 下書きや情報収集中に参照した外部URLのデータは、自動的にローカルblog環境にスクラップされていき、後で(オフラインで)閲覧することができる。
- グルーピングサーバーがあるLAN上にいるときは、ローカルblogがグルーピングサーバー上で管理されることにより、グループウェアの1クライアント的な存在となる。
本当は、ドキュメント管理用のWiki、ファイル管理&履歴管理ツール(subversion)とか、Webメールクライアント(IMAPベース)とか、スケジューラークライアント(iCalベース)とか、デスクトップ検索システム(Estraierベース)と連携させて、ローカルPC上で動作する壮大なインターネットクライアントシステム、というか、Notesみたいなクライアント単体でも動作しサーバーとも連携できるグループウェアシステムの置き換えを妄想していたんだけど、そこまで行くと話がまとまらなくなったんで、ひとまずblog周辺に絞って書いてみた。誰か頑張ってオープンに仕様を切って作ってみませんか。ローカルで動く部分だけならそのうち作りたいけど、連携部分とかグルーピングサーバーの部分まで作る根性はあんまりないんだよなー。
本日のTrackBacks(全2件)
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localhostにblog立ち上げて、そこにエントリを書き込み、選択的にインターネット上のpublic blogにコピーできる。というアイデア。誰でも考えつくと思うしおれも考えてたけど、早いモンがちなので何とかまとめたいね。




うっかりローカルblog内へのリンクが含まれたエントリをインターネットに公開すると、(今でもときどき散見される)非公開SNS内へのリンクが含まれたエントリを読んだときのような気持ちの悪さを味わうことになる:-)
まだその辺のリテラシーというか、(非一般公開ドキュメントへのリンクを)どのように公開するべきか、またドキュメントにアクセスできなかったときにどう対応するべきか、というのは全然定まっていませんねー。
rel="protected"みたいな属性表現で(ついでにclass="protected"で見た目も変更)、リンクの意味を表現するようになっていったりするのかなー。
どうせなら(ずっと昔trackbackの話題の時に考えたネタだけど)、rel="agree"とかrel="disagree"みたいにリンクの意味を表現できるようになると面白そうだなー。
グループサーバーのシステムは
unagi.py - P2P風味のシステムモニタ
http://www.unixuser.org/~euske/python/unagi/index-j.html
に似たようなかんじでP2Pでつながるのがいいのかも。
Mac OS XのRendezvous(zeroconf)のAPIで勝手にP2Pするってのも面白そうだけど。
今のところ、新しく参加したマシンの自動認識方法はノーアイディアなんで、ランデブーとかP2P系の仕組みをお勉強しておかないと。イメージ的には、任天堂DSのピクトチャットみたいな感じとかもいいなー。
ああ、こんなもの私も考えてました。
プログラミングできないので、本当に微力なんですが、手伝うことあれば手伝わせてくださあぃ
「ローカルblogおよびグルーピングサーバー」の前半部分は Radio Userland が 2001年に実現しております。http://radio.userland.com/userGuide/reference/aggregator/newsAggregator