いしなお!
2005-08-22 [長年日記]
_ [GTD] GTD本ようやく読み終わった (12:05)
書いてある内容はとてもいいんだけど、文章とか構成にかなり問題があって、八割方読んだところでしばらく放り出してしまった。これだけ内容がいいのに、本自体の評価は低いってのは珍しい。翻訳のせいなのか原文からこうなのかは不明。でも翻訳も悪いことは確かだな。修正したくなる部分や原文を参照したくなる(翻訳だけでは意図がつかめない)部分がいくつもあったし。
で、この間試してみて、GTD的なやり方というのは確かにとても有用だということはよく分かっていたし、「Getting Things Done (a.k.a. GTD) (1) (2) (3) (4)」のまとめを読めば十分にその骨子はつかめることは確かなんだけど、せっかくだから自分なりにGTDのポイントをまとめてみることにする。
ただ、本家GTDのやり方であまり好みじゃなかったり、自分には関係なさそうな(使わなそうなシチュエーション向けの方法論とか)ところは、かなり自分流に曲げて解釈しているんで、正確にはGTDのポイントのまとめというよりは、GTDを自分で採用するならばこんな感じにしようといった指針に近いかな。理論的なバックボーンはGTDのものをそのまま借りる。
- 脳の中にだけある雑多な情報を、脳から外部メディアに出力することで、脳の能力の無駄遣いを解消する
- 出力した情報を整理整頓し、不要なものは捨て、必要なものはきちんとリスト化する
- ToDoリストを、具体的な行動レベルに展開してしまう
- 時間軸でToDoリストを整理する
- 状況でToDoリストを整理する
- 「依頼」と「待機」によってToDoリストを整理する
注意!
ここでまとめているGTD関連の話は、GTD本に書かれている内容をそのまままとめたものではありません。ここに書かれているのは、私がGTD本を読んで得た知識を元に、その骨子を応用した仕事管理ツール(プログラム)の仕様を考える試行錯誤の過程です。そこにはGTD本に書かれている内容とは異なる部分も含まれており、ここの文章を元に本家GTDを理解しようとすることはお薦めしません。
_ [GTD] 脳の中にだけある雑多な情報を、脳から外部メディアに出力することで、脳の能力の無駄遣いを解消する (12:15)
まず最初のポイントとしては、「人間の脳を効率よく使おう」というところ。人間の脳のキャパシティは限られている。その脳のキャパシティを「雑多な物事を脳にのみ記憶しておき、それを適切な時に思い出すために使う」というのは、実は大変な無駄遣いだ。
たとえば「そろそろ塩が切れるから買わなきゃ」みたいなことを脳のみに記憶し、適切なとき(買い物に行ったとき)にそれを思い出すというような日常的な行為は、脳の能力をかなり消費している(そのことを必要なときに思い出せるようにするために、定期的に記憶をリフレッシュしたりとか)。
また脳のみに記憶している場合は、「何か買わなければいけないものがあること」は覚えているのに、実際に店に行ってからそれが何だったのかを思い出せなかったりして、買い損ねたりした経験がみなさんにもあるだろう。
そういうことが積み重なると、脳の一部は常にそういう「必要なときに思い出さないと」という雑多な情報(を覚えておかなければならないというストレス)に汚染されてしまい、目の前の仕事に対して脳の能力をフルに利用することができなくなってしまう。
そこでGTDでは、「気にかかったこと」はすべて脳から何らかの外部記録に出力してしまうことを、最初のステップとする。出力する記録媒体は、紙でもコンピュータでもかまわない。ただし、後から検索・参照しやすいものである必要がある。ともかく、脳の中にだけその情報が保存されている(思い出すためには、脳の能力のみを使って検索しなければならない)ことを回避する。
そうすることで、必要なことを思い出す際に、脳だけではなく外部に参照しやすい形で出力した記録を使って、検索することができるようになる。また中途半端に気にかけておかなければならないことを脳から削除する(外部媒体に移動することによって、常に気にかけるのをやめる)ことで、目の前の目的に脳の能力をめいっぱい使えるようにする。
[脳の中にだけある雑多な情報を、脳から外部メディアに出力することで、脳の能力の無駄遣いを解消する] 私が Palm の PIM でやっているのは正にこれであります。覚えていなくていいというのは凄く楽で、使い始めると凄くこれに頼るようになる。ただこれをやりすぎるとかえ..